マツモト建築芸術祭2024
松本市の中心部に数多く存在するノスタルジックな建築と、そこにインストールされた現代美術が共演するかたちで開催されてきたこの芸術祭ですが、今回のメイン会場は松本城内に位置する、旧松本市立博物館となっています。
旧松本市立博物館は取り壊しが決定していて、今回が解体前の最後のイベントです。
総合ディレクターを務めている おおうちおさむ 氏 は次のように語っています。
『 これまでの2回は現代美術をインストールすることで、街中にある古い建物とその価値を見つめ直したいという思いで行ってきた。
つまり、既存の建物を存続させたいという思いだ。
しかし、今回はそれとは真逆の行為でもある。すでに壊されることが決まっている博物館なので、どれだけみんなの記憶にこの建物を刻めるかということだ 。』
この芸術祭が、旧松本市立博物館を訪れることができる最後の機会になると思います。
芸術祭を通じ現代美術と共に、この博物館がみなさんの記憶に残り、後世に語り継がれることはとても素敵な事だと思います。
FURIHATA