Architecture
エポンジュに入社して1年も経たない時、オーナーに「 建築の雑誌を見なよ 」と言われ、最初は何で美容師なのに⁇と疑問を抱きつつも、とにかく目を通すようにしてきた結果、建築関係の本が大好きになったフリハタです。
美容師が創るデザインと、建築デザインは少なからず精通している部分があると思います。
建築の本を見続けてきたことによってそれが、カットラインやカラーデザイン、さらにはモデルさんの撮影構図のデザインソースに良い影響を及ぼしていたのではないかと自分は感じています。
例えば上の写真 ↑
1枚の写真として表現するにあたり、構図として上の天井をどこで切るか、下のソファーはどこまでで切るか⁇
左の窓ガラスと右の壁の写真として収める比率はどのくらいにしたらよいか⁇
シンメトリーの方が空間のカッコ良さが伝わるか⁇
など、ちょっとしたことなのですが自分は1枚の写真のその背景なども考えてしまいます。
もう1枚上の写真 ↑
最新号のELLE DECORの表紙ですが、これだけ数多くの色を使っていてもどこかまとまりがあると思います。
色の濃淡や、同型色、配置する場所、形などを駆使した高度な色のバランスになっているのではないでしょうか。
建築の雑誌やファッション誌、一般誌などでも1枚1枚の写真には撮影現場での物語があると思います。
試行錯誤を繰り返し何十枚、何百枚と撮った中で選ばれた1枚を僕らは何気なしに見ていると思いますが、その各分野のプロフェッショナルが集結して創った1枚を注視してみると何か必ず発見があると思います。さらには今後の自分が創るデザインのヒントになるかもしれません。
これからもいろんな雑誌を見て、自分の頭にストックし続けようと思います。そしてそれは未来、自分が創るデザインに必ず良い影響を及ぼしてくれると信じています。
Furihata